法務省主唱の“社会を明るくする運動”は第67回を迎え,“更生保護の日”である7月1日からの1か月を強調月間として,啓発パレードに脇田施設長をはじめ,補導員3名が参加した。
7月22日(土)午後6時45分から,西京極スタジアムにてJ2リーグ「京都サンガF.C.」対「名古屋グランパス」戦のハーフタイムにグランドを行進し,同運動の啓発を行った。
「犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ」をスローガンに,次の活動を推進した。
一.行動目標
「犯罪や非行のない安全・安心な地域社会を築くための取組を進めよう」
「犯罪や非行をした人たちの立ち直りを支えよう」
「これらの点について,地域社会の理解と協力の輪を広げよう」
二.重点事項
(1)犯罪や非行をした人を社会から排除・孤立させるのではなく,再び受け入れることが自然にできる社会にするため,
「出所者等の事情を理解した上で雇用する企業を増やすこと」
「帰るべき場所がないまま,刑務所から社会に戻る人の数を減らすこと」
「薬物依存からの回復と社会復帰を長期的に支える地域の環境を作ること」
(2)中学生に対する非行防止のための積極的な働きかけを行う。
7月7日(金)午後2時から,当会大会議室において「平成29年度 第1回補導研究会」が開催された。
今回の研究テーマは,刑の一部執行猶予制度について協議され,当会からは脇田施設長ほか補導員3名が出席した。
はじめに浦野保護観察所長の挨拶後,北村保護観察官による本制度について,生活環境調整及び保護観察の留意点について,資料に基づき説明をされた。
その後,質疑応答があり,本制度に対する知識をより一層深めることができた。
2017年7月7日(金)午後4時から,当会大会議室において,京都の更生保護施設3施設から構成されている京都更生保護施設連盟理事会・総会を京都保護観察所長並びに保護グループの保護観察官に列席いただき開催した。
当会理事長で同連盟の会長である金有作会長の挨拶の後,同連盟事務局長で当会の脇田施設長が以下の項目について議事進行した。
①平成28年度事業報告及び収支決算報告
②監査報告
③平成29年度事業計画(案)及び収支予算書(案)
④その他
全項目について,審議され異議なく承認可決された。
7月3日(月)午後1時30分~
京都府庁舎第1号館,秘書課知事応接室において,「京都府知事への第67回“社会を明るくする運動”内閣総理大臣メッセージの伝達及び懇談会」が開催された。
京都更生保護施設連盟会長である当会の金有作理事長が出席された。
伝達式では,出席者の紹介のあと,京都保護観察所浦野浩昭所長から山内修一副知事に安倍晋三内閣総理大臣からのメッセージが伝達された。
その後,更生保護の現況説明及び保護司の活動や社明運動の取組など懇談された。