12月11日(月)午後1時~
山科地区更生保護女性会の御厚意による夕食作りのため,5名の先生方が来所された。
持ち込んでいただいた食材を厨房にて調理をされ,夕方には出来上がった。
今回の“おふくろの味”は,煮込みハンバーグ,サラダ,けんちん汁,デザートなど,バラエティに富んだ献立となり,被保護者はおいしく食事を頂いた。
12月4日(月)午後2時~
安岐町保護司会2名と安岐町更生保護女性会8名(大分県国東市)の方々が研修の一環として視察来所された。
はじめに,大会議室において施設案内のDVDを視聴していただき,梅田補導員が被保護者への処遇内容等の説明が行われた。
その後,施設内を見学され多数の質問を賜った。
11月29日(水)午後2時~
ホテルグランヴィア京都において,京都府下の保護司が出席した研修会が実施された。
今回の講師として,作家・保護司・認定非営利活動法人ロージーベル理事長 大沼えり子氏による「悲しみが微笑みに代わる時」との演題で講演が行われた。
当法人からは,脇田施設長をはじめ補導員4名が特別研修に参加し,帰る家のない少年たちの自立を支援する活動等や,保護司として問題解決に向け尽力されていることについて,研修参加者の心に響く講演内容であった。
11月26日(日)午前10時50分~
当法人大会議において,社会福祉法人恩賜財団 済生会京都府病院の御厚意による被保護者へのインフルエンザ予防接種を実施した。
予防接種希望者は,問診,検温及び医師の診察を経て,接種を受けた。
11月19日(日)午前10時~
被保護者が退所後の自立生活を円滑に送らせるための一環として,食事作りを学ばせることは必要不可欠であることから,自炊技術習得を目的とする「第53回男の料理教室」を食堂及び厨房にて実施した。
指導者は髙橋調理員,森山補導員の2名,外部からは右京地区更生保護女性会の杉本先生,大川先生が指導に来所された。
被保護参加者は,分担して調理を開始し,時間通りに出来上がった。
おいしくできた料理は,昼食として参加者全員でいただきながら座談会を実施し,その後,参加者全員で後かたづけを行い終了した。
10月26日(木)
当法人は,高齢者・障がい者の受入施設に指定されているが,これまで車椅子の備えは,未設置であった。
過日,京都市右京区社会福祉協議会から福祉活動支援の一環で,車椅子の寄贈を受けることの希望を申し出ていたところ,(株)紅中様からの寄贈を受けることが決まった。
10月25日(水)午後2時から右京合同福祉センターにて贈呈式が開催され,その翌日に寄贈を受けた。
10月25日(水)午後2時~
京都テルサ「テルサホール」において“平成29年度京都府更生保護顕彰式典”が開催された。
当法人からは,京都更生保護施設連盟会長として金有作理事長が出席し,当法人の役職員が以下の表彰を受けた。
◆法務大臣表彰
理事長 金 有作 氏
◆近畿地方更生保護委員会委員長表彰
理 事 河 龍海 氏
監 事 朴 戒釗 氏
補導員 森山一正 氏
◆京都保護観察所長表彰
評議員 李 春雄 氏
評議員 金 慶守 氏
◆京都更生保護施設連盟会長表彰
評議員 金 大哲 氏
補導員 小西數穗 氏
10月22日(日)
ANAクラウンプラザホテル京都“平安の間”において,当法人の創立70周年記念式典を第1部式典と第2部祝宴とに分けて開催された。
■第1部において。
オープニングとしてルーマニア出身のヴァイオリン奏者フローリン クロイトル氏によるヴァイオリン演奏で幕を開け,金安一副理事長の開会辞の後,日韓両国の国歌を斉唱。
当法人施設に御尽力された物故者及び,九州北部豪雨の犠牲者に黙とうを捧げたのち,金有作理事長が創立70周年を迎え,次のように挨拶を述べた。
はじめに,当会が設立された歴史等について,「1945年8月,韓国が35年にわたる日本の植民地支配から解放されたとき,それ以前から引き続き日本に住んでいた同胞は,引揚げか在留かと,ただ昏迷するばかりでありました。」
「当時,日本の社会全体が敗戦後の混乱した状態であったため,在日同胞の多くは生業すらなく,毎日の暮らしを立てていくことは大変厳しいものがありました。」
「こうした過酷な生活環境の中で,在日同胞の中には,生活のために思わず道を踏み外す人々がいました。」
「京都民団の指導者たちは,一部の同胞たちのこのような姿に心を痛め,民族愛・同胞愛のもとに彼らを受け入れ,社会復帰を果たすための保護施設の必要性を痛感していました。」
「そして,京都民団の金元守初代団長が中心となり在日同胞の更生保護事業団体設立のため,在京同胞有志を説得,設立募金260万円の寄附を募り,司法保護事業法に基づき1947年10月21日『京都司法育成会』を設立しました。」と述べた。
次に設立以降の変換について「1950年11月24日,更生緊急保護法に基づき,『財団法人京都保護育成会』として更生保護事業法を継続し,そして,1996年4月1日,更生保護事業法の施行に伴い,財団法人から「更生保護法人 京都保護育成会」となり,2001年3月,施設の老朽化に伴い,日本自転車振興会,更生保護事業財団等からの助成金と,当時の河炳旭理事長はじめ理事・評議員の皆様の寄附金を賜り,現在地に鉄筋コンクリート3階建ての現施設を新築,竣工し,現在に至っています。」
「なお,設立当初は在日韓国人の受入れでありましたが,現在ではほとんど日本の人を保護し,年間延べ6千5百名を受け入れて,彼らの更生・社会復帰と再犯防止に向けて,役職員一同頑張っています。」
「また,今日に至るまでの更生保護法人京都保護育成会の苦難と輝きの70年間の足跡を顧みて,将来の更なる発展と新たな礎とするために,記念誌発刊の準備を進めています。」と述べた。
70周年記念式典に当たり今後の抱負等として「21世紀はグローバルな国際社会であり,民族や国籍の相違を乗り越えて,他民族異種文化が共生・共栄する差別のない人権を尊重する日本社会と,戦争のない平和な世界の実現を目指して,更生保護事業と高齢者社会福祉事業に精進して参りたいと思います。」
「最後になりましたが,今後とも変わらぬご指導とご鞭撻をお願い申し上げるとともに,本日のご臨席の皆様のご健勝と各更生保護施設のご発展を心から祈念申し上げ,ご挨拶とさせていただきます。テダニカムサハムニダ」と挨拶を述べた。
理事長の挨拶後,京都地方検察庁 加藤朋寛検事正,駐大阪大韓民国総領事館 河泰允総領事,京都府府民生活部青少年課 田中輝子課長,京都市子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部 中條桂子部長,近畿地方更生保護委員会 大矢裕委員長,更生保護法人京都府更生保護協会 大川原康夫理事長による祝辞を賜りました。
なお,式典において“平成29年度保護司等中央研修会”で法務大臣表彰を受賞した金有作理事長の表彰式が行われ,近畿地方更生保護委員会 大矢裕委員長から表彰状が手渡された。
表彰状の伝達が終わった後,当法人の全面改築など現在の地盤を築いた第8代理事長の河炳旭名誉顧問に花束の贈呈と記念品が在日韓国婦人会京都府本部 金和子会長と金有作理事長からそれぞれ贈呈され,脇田施設長による閉会辞で第1部を終えた。
第2部祝宴において。
河相泰理事の開宴の挨拶に次いで,主賓らにより景気の良い掛け声により鏡割りを行い,京都保護観察所 浦野浩昭所長が乾杯の発声を努め,第2部祝宴が開宴した。
歓談・会食中,全国の刑務所や少年院の施設で行う“プリズンコンサート”等に活躍中の日本コロンビア(株)に所属している女性歌手デュオ“Paix2(ペペ)”さんのコンサートにより祝宴に花を添え,コンサート終了後,右京地区保護司 杉本健一会長,京都府更生保護女性会 齋藤常子会長から祝辞を賜り,和やかな祝宴に余波を残しながら,許民九理事が閉宴の辞を述べ祝宴を終えた。